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刺繍ミシンとハンドメイドとDIYそして犬のこと

初心者のための刺しゅうPROver.10使い方講座~調査兵団エンブレム (1)

   

難しいという方が結構多い刺しゅうPRO。
私自身、どこかに習いに行ったとか、ブラザーの講習受けたとかは一切ありません。

ですからスマートな方法ってのはわからない。
でもね、出来上がりの見た目がよけりゃそれでいいんじゃないの?と思っています(笑)
かなりテキトーなデータ作成方法ですが、初心者さんが手っ取り早く何かを作るための足がかりになるかも知れない初心者のための刺しゅうPROver.10使い方講座。
本日開幕です。

自動でやるか、手動でやるか

大きく分けてデータを作る方法には2通りあります。

  1. 自動変換にできるだけ適した画像を作って自動でデータへ変換してからデータを修正する方法(デザインセンター)
  2. すべて手動で作る方法(レイアウトセンター)

オススメする方法は2番の手動でする方法です。
個人の好みもありますが、自動で作ったデータを修正するほうが断然しんどいんですよね。
Illustratorを使って画像データを作る場合以外は、自分で作ったほうが早いような気がします。

どうしても自動じゃなきゃやなの!って方は頑張って画像データを加工してください。
ここにはあなたの欲しい情報はたぶんありません。ごめんなさい。
ですが、手動で作るのもそんなに難しくはありませんよ?

実際に刺繍データを作ってみよう

本日のお題はエンブレム。調査兵団の自由の翼を作ってみたいと思います。
画像データの入手先はこちら

自由の翼

1.レイアウトセンターで刺繍データを作成する

まず、レイアウトセンターをたちあげます。

レイアウトセンター1

立ち上げると上のような画面が出ます。
まずは「枠サイズや生地を設定する」からはじめます。

レイアウトセンター2

ミシンの種類、枠のサイズ(今回は100mm×100mm)を選択してください。

レイアウトセンター3

生地の種類が決まってる場合はこちらも選んでください。縮みやすい生地を使うときは設定しておいたほうがいいでしょう。
もしくは縮みを考慮して少し横長にデータを作るか、という感じ。
今回私は「標準」を選択し、生地は「綿麻キャンバス」を使用してデータは横長には作らずそのまま、という設定です。

2.画像を表示させる

では下絵となる画像を編集画面に表示させましょう。

レイアウトセンター4

画面左上のほうにある画像タブから「開く」→「ファイル」と選択し、下絵に使う画像ファイルを選択してください。

レイアウトセンター5

これで画像が編集画面内に表示されました。
大きさを変えたい場合はここで画像まわりにある黒い四角をドラッグして大きさの変更をしてくださいね。(私はそのまま変更せずに使用しています)

3.図形ツールを駆使せよ

刺しゅうPROはこの「図形ツール」だけで、たいていのデータは作れちゃいます。
キャラもの刺繍、飾り模様、エンブレム、花・・・・なんでもござれ。
「図形ツール」の使い方さえ覚えてしまえば応用はいくらでも出来ます。ですから、ぜひこの機会に手動データ作りにチャレンジしてみて欲しい。

レイアウトセンター6

「ホーム」→「図形」の順にクリックすると下のような画面が出ます。

レイアウトセンター7

きれいに整った図形を描くときは2段目の「長方形/円/円弧」、それ以外は1段目の「閉じた線/開いた線」を使います。

4.閉じた線、開いた線

閉じた線と開いた線の違いは、言葉そのままの意味です。始点と終点が同じ場所にあるのが閉じた線。始点と終点が別の場所にあるのが開いた線です。
使い分ける目安は、閉じた線は線で囲まれた面と輪郭線を同時に塗りたいとき、および面のみを塗りたい、もしくは輪状になった線をひきたいとき。開いた線は面ではなく線をひきたいときに使います。

線をひく場合の大きな違いは、閉じた線の場合はダブルクリックするとその場所から始点までの線を勝手に描いてくれるということです。ちなみに開いた線はダブルクリックした地点で線が終了します。
違いがなんとなくわかったでしょうか?

5.ブロックにわける

では早速データ作りに入りたいと思います。
まずは画像をブロックにわけます。簡単にイメージするだけでOKです。わかりやすく画像にしたものを用意しましたので見てください。

ブロック分け画像

1~11のブロック+青の羽が数ブロック+白の羽が数ブロックという感じです。
ぬい重なりを自動排除させるために、このようなブロック分けと面縫いで仕上げてみようと思います。

6.塗ってみよう

まずは羽の部分を塗っていきたいと思います。
実際は一番下になる部分から縫い進めるべきなのですが、今回は説明したいことがあるため順序をあえて変えています。データを作っていく部分の順番は簡単に入れ替えできますので、さほど重視しなくても大丈夫です。
閉じた線の中から一番左を選択してください。

レイアウトセンター8

糸の絵が描いてあるところのプルダウンメニューから、上は「ぬわない(線)」、下は「サテンぬい」を選びます。
上の糸の絵のところが輪郭線で、下が面の部分の設定になります。今回、輪郭線はいらないのでぬわないの設定です。
糸の絵をクリックして色を指定してください。

羽をひとつずつ線で囲っていきます。終点まで直線で結んでもかまわないところまできたらダブルクリックで終了させます。カーブになっている部分は点を多めに打つことである程度の丸みは出せます。丸みの少ない形であれば、慣れていない方は曲線ツールより使いやすいかと思います。

羽の切れ目は実際の画像より少し広めに隙間をあけるほうがきれいに仕上がります。

レイアウトセンター9

羽が出来上がりました。

7.ぬい方向や密度を調整する

羽を作ってみると、青のほうは大丈夫だったのですが白の羽のぬい方向が縦向きになっちゃってましたのでこれを調整します。

ぬい方向

現在、上の左の絵のようになっています。
これを右の絵のように変更します。

画面の左側にブロックごとのデータが縦にずらっと並んでいると思います。

レイアウトセンター10

変更したいデータをクリックするとその部分が赤い点線で囲まれ、右側のぬい方の設定を変更できるようになります。

レイアウトセンター11

とりあえず「自動」を押してみよう。
もし自動で変な状態になるのであれば手動を選択し、白い円の中の赤い矢印をまわして任意の方向に変えてください。

私は糸密度は6.0に設定しました。このあたりはお好みでどうぞ。

レイアウトセンター12

糸のぬい方向が無事に変更できました。
あとで変更するのはパーツが多ければ多いほど面倒くさいので、その都度設定してからデータ作るほうがいいかも。

8.タタミぬいを使う

次に1~4のブロックのデータを作ります。1と2は長方形ツール、3と4は閉じた線の四角バージョン(羽と一緒)を使います。

レイアウトセンター13

図形タブから長方形を選択します。
図形タブがどこいったかわからなくなったときは、ホームタブを押してみてくださいね。

レイアウトセンター14

ぬい方の設定は、上の輪郭線は「ぬわない」、下の面の設定は「タタミぬい」にします。色は銀色にしました。
次に右側のぬい方の設定で「糸密度5.0」と「ぬい方向を斜め方向に設定してください。

レイアウトセンター15

設定が終わりましたので、長方形ツールで1と2のブロックを囲んでいきます。

レイアウトセンター16

赤い線の部分に面を指定してください。
次に3と4です。
羽の部分と同じように閉じた線の直線(四角いやつ)ツールを使って囲っていきます。
設定は1.2と同じ、線はぬわない、面はタタミぬいです。右側のぬい方の設定画面でぬい方向を横向き(0度方向)にしておいてください。
なんで方向かえるかっていうと、ぬい縮み回避のためと見た目の問題です。絶対こうじゃないとダメってわけじゃないのでお好みで変更してくださいね。

レイアウトセンター17

これで背面のデータができあがりました。
あとは枠線と真ん中の十字だけですね。
画像がいっぱいで重たいページになっちゃいそうなので、このあたりで記事を分割したいと思います。
続きは明日アップします。




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