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【犬の病気】おしりに突然穴があいた!会陰ヘルニア手術その後

   

聴診器

生物の体というものは生きることに貪欲で、ときどき予測できない働きをする。

そんな希少な(?)体験をしたので、ご報告したいと思います。どこかの誰かの飼い主さんのお役にたちますように。

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会陰ヘルニア手術のその後

会陰ヘルニアの手術を終え、普段の生活には何ら支障がないレベルにまで復活し、いつもののほほん生活に戻ったニコルくん(10歳)。

もうそこそこおじいちゃんですから、筋肉も若い頃と比べてずいぶん貧弱になっていたわけですから、なかなかすべてが元通りというわけにはいきません。

ですが多少の排便介助が必要なものの、飼い主や犬に多大な負担がかかるようなことにはなっていませんでした。

そんな彼に予期せぬ不幸な出来事が突然降りかかりました。

おしりにある日突然穴があいた

なんかおしりを気にしてる?という行動が見られたが、確認してみても何にもない。
そんな日が2、3日続いたある日のこと。

どたんばたんと大きな音をたてながらおしりと格闘しているニコルを発見。近づいてみると、おしりの毛が濡れてるしハウスの床にも謎の水分が散っていました。
謎の水分はほぼ無色透明。ところどころ薄い血のようなものも見える。慌てておしりを確認すると、なんと!ぽっかり穴が遇いているではありませんか!

穴の様子

体に穴があいた、という症状でまず一番先に予測できる原因は自分で咬んだですよね。
犬でしたらままあることです。痒かったりなんかで自傷してしまうのは珍しいことではありません。たとえば自分で咬んだとしたらどうなるでしょうか。

普通に考えれば、まあ、毛をむしったり咬んだことによって傷口から出血。傷口の近くの毛は多少なり血で汚れてしまうでしょう。

ですが、血がほとんど見当たらないんですよ。不思議なことに。そして傷口の状態なのですが、ぽっかりと深そうな小さな穴があいている、という不思議な現象。場所がおしりなもんで、そう簡単にこんな綺麗な穴を自分であけるのは不可能ではないか??

穴

画像は穴に気付いたときに撮影したものです。どうです?不思議な穴でしょう?
とにかくわけがわからん!ってことで、早速病院に連れて行ってみました。

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稀ではあるが起こりうること

病院に行って穴を見てもらったわけですが、穴の中に器具を突っ込み長さを測って、そこそこ深いですね~と。

ニコルに関して言えば、原因の第一候補は手術したことでした。穴の場所がね、手術したところと合致するためです。

本来、手術をする際に使用する糸はアレルギー反応を起こしにくい素材で出来ているそうなのですが、稀にこれに拒否反応を起こす個体がいるそうです。

拒否反応が起こるとどうなるか。

基本的に生物の身体は異物が体内に入ると、命を守るためにそれを外へ排出しようとするんですよね。人間もそうですね。

ニコルの体は糸を異物とみなし、体外へ排出しようと穴をあけた。という線が濃厚であるらしい。過去にも稀ではあるけれども、手術後に同じ症状になった子を何頭か診たそうです。

最悪の場合、再手術で糸を取り除くことになるらしい。あちゃーですよ。ほんとに。とりあえず1週間様子見です。

他の原因

こういう症状になる他の原因ももちろんあるそうです。自己免疫疾患でも同様の症状が出たりするらしい。手術してない状態だとこちらを疑うのでしょうね。

1週間後の状態

病院へ行ってから1週間。ステロイドと抗生物質を飲ませつつ様子見でしたが、あら不思議!びっくりするほどのスピードでふさがりました(笑)

復活早いですねーなんて言われながら、腸の様子も歪みが出てないか確認してもらい、問題なしということでルンルンだったのですが。そんなときに先生からの爆弾発言。

糸がまだ残ってたらまた穴あくかも。
2~3カ月過ぎてまた穴あくとか、あります。

なんだってー!!!!!マジっすか!?
そんな感じでびくびく暮らす毎日です。今のところ第2の穴は出現しておりません。

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