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ほんとは良くない?!意外と多いコーギーの歩き方

      2016/02/25

コーギー仔犬

「コーギー 歩き方」
検索するとたくさん出てきますよね?
動画もたくさんあります。
病気の動画や「ウチの子かわいー!」なだけの動画やらたくさんあります。

さて、自分ちのコーギーの歩き方を観察したことある?

言われなきゃわからない歩き方の違い

ある日こんなことがありました。

我が家のもみじちゃん。
スムースコートチワワの女の子。
コーギーに囲まれた、ちょこんと可愛い小さい子。

チワワ

無事にお散歩デビューを果たし、某無料ドッグランへ連れて行きました。
我が家の近所の無料ドッグランは大小ごった煮ドッグランで、まだまだおチビで逃げ足の遅そうなもみじを連れて行くには危険がいっぱい!
ということで、車で40分ほどかかるが大型小型が別になっている海沿いのランへ。

秋空の休日で気温もちょうどよかったのもあって、大量の小型犬がわんさかいました。
もみじもビビりながらもあっち行ったりこっち行ったり。それなりに楽しんでいる様子。

そこに突然登場。
ここの主なのか?
常連そうなおっさんに声をかけられました。

そのおっさんが言うには、最近足の悪いチワワが多いらしい。
だけどもみじは大丈夫そうだと。

ほんまかいな!?
と思いつつサヨナラしたわけですが、実はあとでわかったことですがもみじは生まれつき膝のお皿が外れてました。しかも両方。

膝蓋骨脱臼という疾患です。
片方は完全に外れていたにも関わらず、痛がることもなく走って遊んでたわけです。
たぶんチワワの歩様を見れる人が見たら、すぐにわかったんでしょうが私はわかりません。

なぜわからないか?

誰でもそうだと思うのですが、飼い主のほとんどは「ウチの子が基準」なんです。
それしか知らない。
人間誰しも“良い例”と“悪い例”を並べて見なきゃ理解できなくて当然なんです。
だからこそ相当悪くならなきゃ気付かないんです。

たとえば飼い犬が足の病気になってしまった場合、発症前の段階の“いずれある病気になる歩き方”は知ってるけど“良い例”や他は知らない。
今現在、何の問題も抱えてない場合は、“良い例”も“悪い例”も知らないということになる。

実はそれはダメな歩き方

今日は我が家のニコルの“ダメな歩き方”を紹介しようと思う。でも誤解しないで欲しい。
「いずれ病気を発症するよ」というものではない。
現にニコルはもう10歳を超えるが何も問題は出ていない。

だけれども、“弱点”は持っている。
それを知っているか知らないかどちらがいいかと言われたら
知っているほうがいいと私は思う。

後ろ足の動き

さて、まずは写真を見て欲しい。
まだニコルがパピーだった頃の写真です。

コーギー

ひどい写真で申し訳ない・・・。わかりやすい写真がこれしかなかったの。
蹴り上げた足が前に戻る瞬間を捉えた写真なのだが、ここで見て欲しいのは膝から下の角度。
このつま先は体の中心に向かって大きく半円を描きながら前へ出る

両足とも同じような動きをするから、やはり体の横ブレが多少大きくなる。
この動きは大きく成長する過程でマシになってくる子も多い。
それはなぜか?

筋肉は骨を支える

骨の動きを支えてくれるのが筋肉だ。
その筋肉が成長とともにたくましくなり、特に内腿の筋肉が発達することによって足は物理的に内側に入りにくくなる。

では、老化が始まり徐々に筋肉が落ちてきたらどうだろう?
そのときにはまた再びその動きは目に見えるようになる。
最初からこうだったと気づかなかった人は、今までの動きとの違いから少しふらついて見えるようになる人もいるだろう。

筋肉というヤツはなかなか有能なヤツで、年をとって関節などの病気が出やすくなるのは筋肉が減って骨の支えが手薄になるのも原因のひとつだろう。
年をとればとるほど、筋肉をできるだけ温存させられるような食事を心がけて欲しい。無理な運動はかけられないので、日々の食事はとても重要だ。
人間と同じで若さが何とかしてくれる部分もたくさんある。が老いが進めば色々出てくる。

問題はどこにある?

では原因となる部分はどこにあるのだろうか?

獣医師に聞いてみたところ、”膝関節もしくは膝から足首にかけての骨のゆがみ”という答えが返ってきた。

コーギーという犬種はその特異な体型から、股関節形成不全など股関節に関わる疾患が注目されがちであるが、ニコルのように膝部分などに弱点を持つコーギーも実はたくさんいる。

相当ひどければ歩く際に足と足がもつれて歩けないなどの子もいるだろうが、ニコルのようにごく軽いものであれば気がつかないまま犬生を終える子も多いだろう。

ただ、フリスビーやアジリティーなどの日常的にジャンプを繰り返す競技は避けたほうがいいかも知れない。

ちなみにニコルは股関節のレントゲンは撮ったが、びっくりするぐらいキレイなものだった。
この動きには本当に股関節は関係ないみたいだ。
正直なところそんなにキレイな股関節ではないだろうと予想していたので内心うれしかった。

コーギー

歩様の確認方法

足の動きを見るときは、駆け足になる一歩手前のスピードでの早歩きで見るとわかりやすいですよ。ベッタベッタと歩いているときに見ても全くわからないので、スピード調整して少し離れて真後ろから観察するといいと思う。
誰かに犬を連れて歩いてもらうと一番いいですね。
今まで見えなかった愛犬の動きが見えるかも知れません。
後ろ足フェチ最高!

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