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ペット用車椅子のお話

   

犬用車椅子

ヘルニア、DM、股関節形成不全・・・
年々、ペット用車椅子の需要も増え、ここ10年ほどで犬用車椅子を販売するサイトも爆発的に増えました。自作の車椅子を愛犬に作ったことをキッカケに、個人で販売をはじめる方も多いようです。

ペット用車椅子を製作販売するお店で1年ほど学ばれたあと、自作のペット用車椅子を販売されているNさんにお話を聞いてきました。

車椅子の価格

車椅子を検索してみるとコーギーサイズでだいたい2~3万円が多いように思います。車椅子でよく使われているのはアルミとエンビパイプだそうです。この素材の違いと、調節が可能かどうかが一番価格に関わってくるそうです。
では、アルミとエンビパイプのメリットとデメリットは何でしょうか。

アルミとエンビパイプ

<アルミのメリット>

  • とにかく軽い
  • 丈夫で長持ち

<アルミのデメリット>

  • 材料費がエンビより高くなる
  • 加工がエンビより難しい

<エンビパイプのメリット>

  • 安い
  • 加工が比較的楽である

<エンビパイプのデメリット>

  • 強度や耐久性が低い
  • 強度をあげようとすると重くなる

Nさんの作られている車椅子はアルミ製なんですが、実際に持ってみたところすごく軽かったです。私が持参したカメラのほうがよほど重かった(笑)
この軽さがアルミの最大の魅力ですね。
犬にとってはリアカーを前足だけで引っ張ってる状態なわけですから重いとそれだけ負担になりますし、強度が弱いと車軸の歪みや車輪のブレの原因になってしまうので、強度と軽さを両立できるアルミは理想的な材質と言えるでしょう。

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車椅子の自作

最近は家具や服などだけでなく、なんでも作ってしまう器用な方が増え、その情報を簡単にインターネットで手に入れられる時代になったおかげで車椅子も自作する方が非常に増えてきました。自作する方はエンビパイプを利用する方が多いようです。
エンビパイプにしろ、アルミにしろ、「切る」「曲げる」という過程を必要としますが、どちらの作業もエンビパイプのほうが楽です。私がお話をうかがったNさん(女性)も切ることと曲げることが一番大変な作業だと言っておられました。

我が家の本業は金属加工の会社なので金属を切るのも曲げるのももちろん可能なのですが、これを専用の設備なしに行うことは大変な作業だろうと思います。Nさんは加工する機械を必要なときに借りに行ってるんだっておっしゃってました。そういうことができない場合はエンビパイプで作るほうが楽でいいでしょうね。

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あとがき

いやはや、ほんと、手作りってすごいパワーですね。子供のためだったり、ペットのためだったり。「誰かのために」が原動力になったパワーとアイデアはすばらしいですね。
もちろん作るよりも買ったほうが安いものもたくさんあります。
それでもなおたくさんの方を魅了する手作りの世界。
あなたも何かはじめてみませんか?

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