あなたのペットは大丈夫?獣医選びに重要な2つのこと
2019/03/31
初めてペットを家族に迎えると誰もが迷う獣医選び。
家に近い?獣医さんがいい人?評判も悪くないし?
そんな理由で選んでしまいがちな動物病院ですが、ほんとにそれでいいのでしょうか?
突然にくるペットの深刻なトラブル。
想像したことありますか?
今日はセカンドオピニオンの重要性についてお話したいと思います。
愛するペットの急な病気
初めて犬を家族に迎えた当初は近所の獣医に何気なく通っていた私。
ご近所さんも行ってる人が多いからという理由が大きかったように思います。知ってる人が行ってるだけで安心感ありますよね?
先生との相性もとくに問題を感じなければ、それから何年も通う人がほとんどだと思います。
でも突然のトラブルって想定していますか?
動物は若い頃はさほど大きな病気はしないものです。
たいていは下痢やケンネルコフ、アレルギー、結石、ちょっとしたケガなどなど。
いわゆる放置しない限りは生死には関係のないものがほとんどです。
私が初めて他の病院を頼ったのは、初めてのお産で産まれた仔犬の体調が崩れたときです。
生後まもない仔犬というのは簡単に死にます。
ほんとにちょっとしたことで亡くなってしまうものです。
たいていは鳴き声の違いや動き、歯茎の色、食欲などで判断するしかありません。喋ってくれない動物ですからちょっとした判断ミスでも命を落としかねません。
“今から病院に行くか、朝まで待つか”
もう病院が閉まってる時間だと悩むところです。
救急指定の動物病院は高い!
ここ、大阪にはいくつか救急指定されていて夜中も対応してくれる病院がいくつかあります。
大きな都市にはたいていあるのではないでしょうか?
ネットで調べたらすぐに出てきます。
私も行ったことはないけれども存在は知っていました。
事前連絡して行けば診療時間内であれば診てもらえますよ。診療時間はちょっとずつずれてたりして、夜中ずっとやってるところは決まってますので、事前に調べておくほうがいいです。
でもね、行ってびっくり。
初診料1万円!
さすがにその金額は想定外でした。
初診料ですからね。処置料金ではないですよ?
うちはお金持ちではありませんからね(笑)
そりゃビビったわ。
受付しただけで1万円なり~
えー!マジっすか!?ってな感じです。
とりあえず入院して様子を見ることになりましたが、毎日のように1万円以上のお金がかかりました。
ちなみに手術とかはしていません。
ミルクの誤嚥(ごえん)で保育器に入って抗生物質の投与です。
入院するだけで保育器代が1日1万円かかるって言ってましたね。
食べたり飲んだりしようとしたときに,飲食物が食道ではなく気管に入ってしまうことです。それが原因で肺炎をおこしてしまいます。
水分は肺に吸収されますがミルクの粉は吸収されず残ってしまうので、そこから炎症をおこします。
溺れて水をたくさん飲んでも肺炎で死なないのは、飲んだものが水だからです。異物が入ってるとそれだけが残って肺炎の原因になります。
ちなみに固形物が肺に入ると血吐いてチーンです。
保育器のレンタル(酸素ボンベつき)やってる会社もありますが、小さな仔犬用(片手に乗せられるサイズ)でそんな高額にはなりません。
記事の最後にリンクはっておきますので見たい方はあとでゆっくり見てください。
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はっきり言って、そもそもの基本的な料金が割高です。命を預かってもらっているのだから文句言うつもりはないですけれども(←めっちゃ言うてるやんw)
他にも何軒か有名な救急指定病院ありますが、金額的にはみんなお高いようです。他の救急指定病院を利用したことある知り合いにも聞きましたがみんな“めっちゃ高い!”って言ってましたよ(笑)
犬猫の死因と最近の傾向
犬の死亡原因ランキングトップ10
1位 ガン 54%
2位 心臓病 17%
3位 腎不全 7%
4位 てんかん発作 5%
5位 肝臓疾患 5%
6位 胃拡張・胃捻転 4%
7位 糖尿病 3%
8位 アジソン病 2%
9位 クッシング病 2%
10位 突然死 1%
猫の死亡原因ランキングトップ10
1位ガン 38%
2位腎不全 22%
3位猫伝染性腹膜炎 10%
4位心臓病 7%
5位肝臓病 6%
6位猫エイズ 6%
7位猫白血病 5%
8位甲状腺機能亢進症 3%
9位肝臓病 2%
10位ウイルス性呼吸器感染 1%
※日本アニマル倶楽部 犬・猫 死亡原因病気TOP10より
犬も猫も癌がダントツで多いですね。
癌にも色々ありますが、最近はリンパ腫なんかよく聞きますね。
うちの子もメラノーマという癌で亡くなった子がいます。また機会があれば詳しく書きたいと思います。
癌の疑いが出た場合、その診断を確定させるためや手術部位特定のためにCTを使用することが多いです。
重度の椎間板ヘルニアや股関節の異常でも使うことは多いですね。
エコーやレントゲンだけで“これはもう手遅れだ”という診断がなされた場合はCTは使われませんが、手術で回復するかもしれない場合はCTをとる許可を飼い主さんは求められることになります。
“手術を希望する飼い主さんの場合”ですよ?
“手術しない”のであれば必要ありません。
ちなみにあなたの通ってる動物病院、CTありますか?
CT設備がなかった場合、私の住む地域ではだいたいネオベッツVRセンターというところに行くように言われます。
ネオベッツVRセンターとは
動物の高度二次診療病院です。
飼主からの直接のお申込みやご利用は一切できません。
獣医の紹介状を持って予約しなければ行けないようなところです。
こういう施設があるの、ご存知でした?
ちなみに大阪市東成区にあります。記事の最後にリンクはっておきますので見たい方はあとでゆっくり見てください。
ここにCTだけ撮影に行くわけです。
ちなみに高いです(笑)
高い高いばっかり言ってますが、ぶっちゃけペットの医療費ってすごいから!(笑)
マジです。
老衰で亡くなりましたなんて滅多に聞かないですからねえ。
もし掛かり付け獣医にCTがあれば、初動が遅れることもなく行ったことない病院に行かされることもない。
全部おまかせできるわけですよ。
病院にCTあるかどうかって気にする方は、よそに回された経験ある方かCTをペットに使用した経験のある方くらいかもしれない。
だけどね、もうこれだけ癌が増えてるから設備ある病院ってほんとに助かるんです。
私は今は“重い病気が疑われる場合”と“病気予防”で病院分けています。いわゆるセカンドオピニオンですね。
病気の場合は高速使って40分かかりますが、大阪から奈良県にある病院まで行ってます。
ちなみにね、祝日だけ休みなんです。
もちろんCTあります。
救急はね、22時30分までやってます。
当院の患者様の場合 2,500円(税別)
(夜間診察料金2,000円、再診料500円)
色々規定はあるけど定期的に行ってれば、この金額がプラスされるだけで済みます。
病院のリンクは記事の最後に貼っておきますね。
こんな金額だからこそ仕事から帰ってきたら何か様子がおかしい?な時も、病院行っとく?って迷わず行けるんですよ。
何か問題が起きる前にこそ探すべき
何にもないとなかなか動けないものですが、そういうときにこそ探しておくべきものです。
最悪を想定しておくからこそ、その時に慌てなくて済みます。
今の病院が閉まっている曜日、時間。
その穴埋めをしてくれて、設備のある病院。
あなたの行ける範囲内にもあるかもしれない。
そんな病院探しておきませんか?
追伸
地元ネタで申し訳ないですが、
ファーブル動物医療センターはデカイし腫瘍科もありますがCTなくてVRセンターに行かされます。
大きな病院でも意外とCT置いてないんですね。
ちなみにファーブルは眼科で有名で全国から患者さん来るらしいですよ。
- 関連リンク
- ネオベッツVRセンター
- おざき動物病院
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