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ご存知ですか?西日本を中心に死者が!ダニ由来の病気「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」とは

      2016/02/24

コーギーと子供

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気、ご存知ですか?
聞いたことない?
じゃぁ、せっかくここへ来たんですから会話のネタにでもなるように
少しお勉強して帰ってくださいね。

とくに西日本にお住まいの方!

ぜひ読んで帰ってください。関係ないわ~では済まされませんよ?(笑)

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

SFTSは2011年に中国で発見された新種のウイルスによるダニ媒介性感染症で、2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに感染していることが発見されて以来着実に増えてきている病気です。

6~14日間の潜伏期間のあと発熱・嘔吐・下痢・腹痛・頭痛・筋肉痛、ひどければ意識障害や失語、下血など色んな症状を起こします。
致死率は6.3~30%、患者の血液などからの接触により人から人へも感染するらしいです。
報告された発症例170人のうち46人が亡くなっています。(届出時点の情報なのでその後亡くなった方の人数は死亡にカウントされてません。)

ちょっと多くない?怖いねぇ。
ちなみに罹患も死亡も高齢者が多い。若いとかからないわけじゃないのでご注意。

 

SFTSの都道府県別届出数

さて、西日本の方が気になるだろう都道府県別の届出数ですが、

宮崎県 27
愛媛県 20
高知県 18
広島県 17
鹿児島県 15
山口県 13
徳島県 12
長崎県 9
福岡県 7
熊本県・大分県 6
岡山県 4
和歌山県・佐賀県 3

以下、石川・三重・京都・兵庫が2で島根・香川が1となってます。
(国立感染症研究所 ウイルス第一部・感染症疫学センターの資料より。2016年1月27日現在)

これから増えてもおかしくない感じがしますね。
治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはないというところが怖いです。
5~8月の発症例が多いそうなので、愛犬のダニよけしっかりしましょうね。

詳しく読みたい方はNIID 国立感染症研究所のHPでどうぞ。

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