犬と猫～モチーフ商品どっちが売れる？
2016/02/24
昨日の予告どおりの私の勝手な考察ネタです。
誰が興味あるのかわかりませんが（私は大いにあります）ほとんど犬猫モノばかり作ってきた私個人の考察です。
犬と猫、どっちをモチーフにした商品が売れるか
犬や猫モチーフのものってたくさんありますが、どっちが売れやすいだろうか？というのが本日のテーマです。
みなさんはどっちだと思いますか？
今回は以下のような商品は考察の対象外としています。
- ジバニャンだとかキティちゃん・スヌーピー・田辺誠一の描いた犬みたいにひとつのキャラクターとして確立してるもの
- ハッシュパピーやDOG DEPTのようなブランドのロゴになってるようなモチーフ商品
- ブランド名だけで売れちゃうような犬猫が好きだから買うという動機ではなくそのブランドが好きだから買う人が多いような商品
あくまで商品のイラスト的な位置づけの犬や猫のお話です。
たとえば猫が好きだからジバニャンの商品を買うわけじゃないですよね。
スヌーピー好きだけど実際の犬は苦手ってひともいると思う。
だからあえてブランド名があるのかないのかわからない、誰が描いたかわからないようなモチーフを対象とします。
街中で見かける犬猫モチーフの商品
黒猫が刺繍してあるタオル、わんこの絵が描いてあるメモ帳、犬猫がプリントしてある食器、猫の絵のＴシャツ・・・
街中にはいろいろありますが犬と猫のどっちをたくさん見かけますか？
私は断然猫だと思う。特に多いのが黒猫。
キャラものを除けば犬ってすごく少ない気がしませんか？
日本に住む犬と猫
現在、犬の品種は非公認の犬種を含めて700～800（絶滅種も含む）の犬種があるといわれています。
現存で大体300～350くらい。
そのうちJKC（血統書発行してる日本の団体のひとつ）では194犬種が登録されているそうです。
一方、猫は50～60種ほど。
そのうち日本にいるのは何種ほどか、調べたけどよくわかりません。猫は犬と違って曖昧な部分が多そうです。
日本の犬猫人気ランキング
猫
- スコティッシュ・フォールド
- アメリカン・ショートヘア
- 混血猫
- マンチカン
- ロシアンブルー
犬（アニコムより）
- トイ・プードル
- チワワ
- MIX犬
- ミニチュア・ダックスフンド
- 柴犬
こんな感じです。Mix犬が3位はちょっと意外でした。アニコムだからか？
それともデザイナーズドッグとかいうやつでしょうか。
これを見てわかるとおり、犬だけではなく猫も見た目に特徴を持った子がたくさん家族に迎え入れられてるようです。
犬と猫の飼い主の違い
さあここからが私の勝手な妄想考察です。
なんせ猫飼ってませんから猫の飼い主の純粋な気持ちは到底理解できていないでしょう。
それでもまだ先の話ですが自分の商品を売り込むために日々考察を重ねているわけです。
犬の飼い主は外観にこだわり、猫の飼い主は猫にこだわる
タイトル通りの意味なのですが、わんこの飼い主は見た目にすごくこだわります。
何の見た目か？
もちろん商品化されているモチーフの犬の”見た目”です。
たとえばチワワの商品があったとします。マスコットでもいいしバッグでもいい。
その商品を買うとします。
その購入の動機はだいたい「ウチの子に似てるから」です。
カラーが豊富な犬種になればなるほどその傾向が強くなる。
トリミング犬種になると「カット」にもこだわる人も多い。
すなわち同じ犬種でも白いチワワを溺愛してる飼い主さんは黒いチワワの商品を気にはなるけど最終的には購入しないパターンが多いということです。買ったとしてもせいぜいワンコイン程度が限度。
同じ商品で「自分の子と同じ見た目の毛色」を求める傾向が強い。
必ず「ほかの毛色はないんですか？」と聞かれます。
これだけこだわるのですから犬の飼い主さんは他犬種のものはほぼ100％買わないんです。
では猫はどうか。
私の印象では猫の飼い主さんはストライクゾーンが広いです。
真っ白なペルシャ猫飼ってても黒猫モチーフ雑貨を買います。
「猫である」ということに意味がある。
だから白い猫を飼っていたとしても、その商品がかわいいと感じたら黒だろうとトラ猫だろうと別にいいんです。
猫がかわいけりゃいいんです。
どうです？ストライクゾーンめちゃ広いでしょ？（笑）
しかしですね、犬の種類の中にも少々例外があります。
他犬種のものはほぼ100％買わないという前提はくつがえりませんが、見た目をそんなに気にしない犬種が存在します。
それは柴犬。
柴犬の飼い主さんは黒だろうと茶色だろうと柴の商品が好きな方は結構います。
自分ちの子が黒柴でも茶色い柴のグッズを買っちゃいませんか？
もうひとつの例外。前述の例外とは全く種類の違う例外です。
ダックスの飼い主さんはダックスの商品に興味ない人が多いのかマニアと呼べるほどの収集家が少ない印象。
あとがき
どうだったでしょうか？
この考察は完全な私の経験と独断と偏見で書かれています。
私は違うよ！っていう人、もちろんいるでしょう。いて当然です。
マーケティングとはそんなもんです。
これで「犬」というものを商品モチーフとして扱う難しさがわかるでしょうか。
そのかわり「自分ちの子」と同じ見た目の商品と出会った飼い主さんは迷いが少ないです。
少々お高くても買ってくれちゃったりします。
まさに即決ですね。
買ってくれた犬飼いさんの感想はみんな「うちの子にそっくり！」です。
そういう方とのめぐり合わせは非常に難しいものなんですよ。
そしてとても貴重でありがたいものです。とても大事にしてくれますからね。
以上、つたない考察でしたが楽しんでいただけたら幸いです。
明日は我が家のニコルくんの手術の日です。
週末まで帰ってきません。さびしいです。
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